【Windows】プログラミング初心者向け!Atom x MinGW の超シンプルな C/C++の開発環境を構築する!

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こんにちは!HELLO!您好!привет там ! 안녕하세요 !Hola !

普段どのような環境でプログラミングをしていますか?

単純なプログラミング学習のため、あるいは大規模なプロジェクトを作るためなどの目的により開発環境は人それぞれ変わると思いますが、

僕は最近まで「とりあえずプログラミングができればそれでおけ。」的な考えで、大学側から勧められた某IDEを使っていました。

ただ色々と煩わしい点があって以前から悩まされていました。

顕著なものは以下の3点です。

  •  プロジェクト開発向きの仕様であるため、余計なフォルダとファイルが大量生産される
  • 起動が遅く動作も重い
  •  謎のボタンやオプションが多くて使いこなせていない感がある

そのため気軽に某IDEを立ち上げてプログラミングをしようという気にはなれませんでしたが、

基本的にプログラムは大学のLinux環境下で書いて時々自分のPCでプログラムをチェックする程度でしたので妥協できる範囲ではありました。

ただこのままの体制では流石にこの先色々と不都合があるだろうと思い、

まず C/C++言語のためのコマンドラインツールのCUI環境を取り入れることにしました。

拡張機能はひとまず置いておいて、必要最低限のツールだけを用意した超シンプルな開発環境を構築しました。

 

使用するツールは以下の3つです。

  1.  Windows コマンドプロンプト
  2.  Atom ( テキストエディタ )  
  3.  MinGW ( 開発環境、コンパイラ )  

コマンドプロンプトはWindowsにデフォルトでインストールされているので、新たにインストールしたものはAtomとMinGWの2つです。

シンプルな開発環境であればプログラミング初心者の方 ( 僕も含め ) も余計なことに頭を使わずに操作することができるのではないでしょうか?

 

MinGW のインストール

MinGW とは

MinGW, a contraction of “Minimalist GNU for Windows”, is a minimalist development environment for native Microsoft Windows applications.

公式サイトより

MinGW は “Minimalist GNU for Windows” を意味し、C/C++言語のフリーコンパイラであるGNU の gcc (g++) をWindows OSでも利用できるようにした開発環境です。

MinGWは Windows に最適なオープンソースのプログラミングツールを提供してくれます。

簡単に言うと、Windows のコマンドプロンプトでも【g++  helloWorld.cpp  -o  helloWorld】 のコマンドでコンパイルできるようにしてくれる開発環境です。

そもそも MinGWは有名なツールですよね。

 

MinGW のインストール

公式サイトから簡単にインストールすることができます。

公式サイトにアクセスしたら、画面右上の【Downloads】を選択します。

最新版は【Download mingw-get-setup.exe (86.5 kB)】からアクセスします。

【実行】を選択します。 ※【保存】した場合も、実行を促されます。

【Install】をクリックします。

デフォルトのインストール先ディレクトリが C:\MinGW であることを覚えておきましょう。

【Continue】をクリックしてください。

必要なファイル群のインストールが完了した後に【Continue】を選択します。

すると「MinGW Installation Manager」が起動しますので、【Basic Setup】の必要なパッケージにチェックを付けます。

パッケージは後から追加でインストールすることができますので、ここでは最低限のパッケージをインストールしましょう!

必要なパッケージは以下の2つです。

  1. mingw32-base  :  必須かつ基本的なツールがまとめられたパッケージ
  2. mingw32-gcc-g++  :  gccコンパイラ

2つのパッケージにチェックを付けた後に【Installation】>【Apply Changes】より変更を適応させます。

全ての処理が完了した後【Apply】を選択します。

全ての変更が適応されたことを確認したうえで【Close】を選択すればインストールは無事完了です。

 

 MinGW Installation Manager をスタート画面にピン留め

今回はC/C++言語のコンパイルに必要な最低限のパッケージだけをインストールしましたが、追加で他のパッケージをインストールすることがあるかもしれませんので、

上記の過程で利用した「MinGW Installation Manager」のショートカットを念のため作っておきましょう。

必要のない方はここは飛ばしても結構です。

 

さて、「MinGW Installation Manager」の実行ファイルは C:\MinGW\libexec\mingw-get に置かれていますので、まずはそこにGUI操作でアクセスしましょう。

実行ファイルは「guimain.exe」です。

【右クリック】>【スタートにピン留め】によりスタート画面からいつでもアクセスすることができるようになります。

アクセスの際は「guimain」で検索するとすぐにヒットします。

 

環境変数「Path」の設定

最後に環境変数の「Path」にコンパイラの実行ファイル群が置かれているディレクトリまでのパスを設定しましょう。

この設定を行わなければ、コマンドプロンプトで 「g++」のコマンドによりコンパイルすることはできません。

環境変数について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【Windows版】初心者のための!環境変数の基礎とPathの設定方法

2017.09.20

 

「Path」に追加するのは以下のパスです。

C:\MinGW\bin

 

最後にパスが通せたかを確認するために、コマンドプロンプトを起動して「gcc  –version」を入力して以下と同様の情報が表示されればパスの設定は完了です。

 

テキストエディタ Atom のインストール

Atom とは

「Atom」はソフトウェア開発のためのバージョン管理システム、共有webサービスでおなじみの GitHub社がリリースしたオープンソースのテキストエディタです。

簡単に言うと、無料かつ高機能の進化し続けるメモ帳です。

2015年にリリースされたまだ新しいエディタではありますが、その人気は高く世界中のエンジニアに利用されています。

「パッケージ」と呼ばれる拡張機能を追加することでオリジナルのエディタにカスタマイズできることが人気の理由の1つではないでしょうか?

パッケージは様々なエンジニアが開発し無料で公開されているため、自由にインストールすることができます。

使い始めは慣れるまで面倒が多いのですが、

使えば人気の理由がわかる、まさに “A hackable text editor for the 21st Century” です。

 

Atom のインストール

早速「Atom」をインストールしましょう。すごく簡単です。

Atom公式ページで【Download Windows 64-bit Installer】をクリックしてインストーラの【保存】か【実行】を選択します。

私はインストーラを保存する必要が特になかったので【実行】をクリックしました。

【保存】した場合も保存を完了した後に実行を促されます。

インストールが実行されると次の画面が表示されるのでそっと待ちましょう。

僕はアニメーションの様子がcuteでほのぼのしたのでずっと見ていました。

しばらくするとAtomが起動して次の画面が表示されると思います。

これでインストールは完了です。



必要最低限のパッケージをインストールする

C/C++言語のコーディングを行ううえでの必要最低限のサポートツールをいくつかインストールしておきましょう。

追加のカスタマイズについてはその後考えることにします。

ここでインストールするパッケージは以下の5つです。

  1.  japanese-menu
  2.  linter
  3.  linter-ui-default 
  4.  linter-gcc 
  5.  atom-terminal

星マークがついているパッケージは必須です。

パッケージは【Settings】> 【Install 】から

【Install Pacages】にパッケージ名を入力して検索し、目当てのパッケージ横の【Install】ボタンをクリックしてインストールします。

5つのパッケージについてそれぞれ簡単な説明をしていきます。

 japanese-menu

パッケージ名の通り、メニューバーや設定画面などを日本語化してくれます。

言うのを忘れていましたが、当然 AtomのGUI環境は全て英語で書かれています。

他のパッケージに関する説明や操作方法まで日本語化することはできませんが、Atom の基本的な操作部分に関しては日本語に変換してくれます。

英語でも構わない方はインストール不要です。

 

 linter

linter とはプログラミング言語の文法に基づいた構文ミスや誤字をリアルタイムでプログラマに教えてくれるツールです。

統合開発環境などにはデフォルトで備えられている機能ですが、Atomにその機能がないためインストールする必要があります。

プログラミング言語ごとに 「linter-xxx」のパッケージが用意されているのですが、この「linter」は全ての「linter-xxx」の基盤であるためインストールは必須です。

 

 linter-ui-default

このパッケージは上記の「linter」とセットでインストールするもので、コーディングエラーを実際にテキスト上に表示するプログラムです。

「linter-ui-default」をインストールしなければ、文法ミスを検知しても指摘はしてくれません。

実際の動作はここでチェックしてください!

 

 linter-gcc

Atomにおいて C/C++言語の有名なlinterの1つが「linter-gcc」です。

コーディングしながらリアルタイムで誤りに気付くことができるため、コンパイルエラーを最小限にとどめることができます。

 

 linter-gcc の「GCC Executable Path」設定

linter-gcc に関しては、インストール後に少しだけ設定を調整しなければ動作しません。

linter-gcc の設定画面を開き、gccコンパイラの実行ファイル、すなわち gcc.exe までのパスを指定する必要があります。

【Settings】>【Packages】

ここには自分がインストールしたパッケージ一覧があります。

「linter-gcc」の【Settings】から詳細設定のメニューを表示します。

先頭の「GCC Executable Path」に注目してください。

“Executable” は実行可能ファイルを意味し、ここに gcc.exe を含めた以下のパスを入力します。

C:\MinGW\bin\gcc.exe

 

【Settings】の下の方の項目に「Lint on-the-fly」がありますのでチェックを付けておいてください。

「Lint on-the-fly」は保存時以外にもリアルタイムで誤りを指摘してくれる機能です。

この機能にチェックが付いていないと、「linter-gcc」の真の効果を発揮できないかもしれません。

 

 atom-terminal

通常、コマンドプロンプトでのコンパイル時には作成したソースファイルがあるディレクトリまで cd で移動してコンパイルのコマンドを入力します。

階層が深い場合、コマンドでの移動は地味に面倒で「早く動作確認をしたいっ!」という人には煩わしい作業です。

「atom-terminal」をインストールすると、Atom の作業画面から1発でコマンドプロンプトを起動させたうえで、作業しているカレントディレクトリまで移動した状態にすることができます。

プログラムを【Ctrl】+【S】で保存したら以下のショートカットキーを打鍵してください。

【Alt】+【Shift】+【T】

 

以上で Atom の必要最低限の準備が整いました。

動作確認

 

プログラムの作成 > コンパイル > 実行  の一連の作業を通して Atom と MinGW の動作確認をしましょう。

 [1]  Atomでプログラムを作成する

手順例を以下に示しますが、独自の方法でも結構です。

  1.  コマンドプロンプトを起動
  2.  「ユーザー」下に「prg」という適当な名前のディレクトリを作り、そこに移動
  3.  作成するプログラム名 ( hello.cpp ) を指定したうえで Atom を起動
  4.  簡単なプログラムを作成
  5.  保存 【Ctrl】+【S】

 

me
Atom が起動してもコマンドプロンプトを切らずに起動させておいてください。

 

ここでは簡単のために、コンソールに “Hello World” を出力するプログラムを書きましょう。

プログラムを書いたら【Ctrl】+【S】で保存してください。

このとき、長い名前の拡張子が .o のオブジェクトファイルが作成される場合がありますが無視して構いません。

ちなみにオブジェクトファイルが生成されないようにするカスタマイズ方法はあります。

ここでは割愛。

 

 [2]  コマンドプロンプトでコンパイルする

[1] で起動したコマンドプロンプトに戻り、ソースファイル「hello.cpp」のコンパイルを行います。

コマンドは以下です。

g++  hello.cpp  -o  hello
  •  g++  :  gccコンパイラの実行ファイル「g++.exe」
  •  hello.cpp  :  ソースファイル
  •  -o  :  g++ のオプションで生成される実行ファイルに指定した名前を付ける
  •  hello :  実行ファイル名の指定により hello.exe が生成される  ← cmd で実行するファイル名

コンパイル後、実行ファイルを実行して “Hello World” と出力されれば成功です。

 

おわりに

 

お疲れさまでした。

これで超シンプルな C/C++ の開発環境を構築することができました。

これからはテキストエディタ「Atom」をカスタマイズして独自の使いやすいコーディング環境を徐々に作っていくことにします。

ではまた!

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ABOUT ME!

yuk!

国立大学情報学科に通う大学生です。天然パーマと戦いながらすーぱーエンジニアを目指し技術とセンスを磨いています。 室内に引きこもりがちでヘビメタと猫と甘いものが救いのキーボードカチャカチャ生活ですが、最近はブログで文章を書くことが楽しいです。モットーは「 Who dares wins. = 人生是一箇,活殺全在我。」好きな言葉は「マジ卍」。